第103回目・3月10日「涙」

Hello! NEW 新居浜FM78.0で放送中の「ココロ音ラジオ和音」
この番組は皆さまからお寄せいただいた「子どもの声」と「大人の思い」を「和音」にしてお届けします。
進行・プレゼンター 鳥生洋文 ディレクター・乗松佳洲彦

テーマ「涙

子どもの頃の「涙」にまつわるお話をお寄せいただきました。

翁さん

子どもの頃は、良く泣いたなぁ。転んでは泣き、怒られては泣き、もうひざっ小僧はカサブタだらけ。でも、今ふと思い出すのは、兄弟3人で小学校のころあれ、何が可笑しかったんかなぁ。笑いすぎてお腹痛くなって、それでも笑いが止まらなくて、3人とも涙流してたのがまた可笑しくて。(笑)近頃あんなに笑ったことあるかなぁ…。

あんぶん姫さん

保育園のころかな?バスで母と買い物に行った帰りに、今もある「まりも化粧品店」によく寄っていました。そこで母は毎回、肌のお手入れをしてもらっていたんですが、それがいやで「母ちゃん帰るー、母ちゃんはよ帰りたいぃ」と毎回大泣きしていました。待つのが長くてイヤだったんですよね。その時母さんの肌に当てていた、先が光っていた紫色の棒のこと、今でもしっかり覚えています。

キメツの八重歯さん

中学の林間学校の時のことです。大っ嫌いな肝試しがありました。私は怖いのが大の苦手。これは、泣いてしまうかもしれない…と思っていました。友だちとペアになり、山道を歩いていくと、怖がりの私でも平気だった何もない場所で友だちがマジ泣きを始めたのです。友だちのマジ泣きにドン引きした私は彼女の肩を抱き、森の中を歩きましたが途中、あまりの泣きっぷりに幽霊役の先生が心配して出てくるほどでした。おかげで私たちは、脅かされることなくゴールまでたどり着いたのですが、彼女の鳴き声は森中に響き渡っていたため私たちの後に出発する子たちは震え上がり、スタート前に泣いていた子も居たそうです。でも、彼女はなんでマジ泣きをしたんでしょうか。脅かそうと隠れている先生も居ない、何もない場所で…それは怖くてとても聞けませんでした。

真水の妖精さん

これが、こんな風に話せる日が来るとは思ってもみませんでしが、私高校生の時、大好きだった先輩に振られたんです。あの時はほんとに人生終わったと思いました。「あの楽しかった日々が全部なくなったのかぁ」もう涙枯れるまでそんな歌の歌詞もあったかと思いますが、かなり長い時間立ち直れずにいました。それでも、時間の妙薬は不思議なもので何かのきっかけで少しづつ笑えるようになって、今では幸せな暮らしを送れています。こうやって振り返れるようになってほんとに良かったと思います。

牧場むすめさん

子どもの頃、人前で泣くのは絶対に嫌だと思っていました。悔しかったり、痛かったりで、泣いてしまいそうになった時は、いつも手をぎゅっと握りしめて、自分の手のひらに爪を立てたり、太ももをつねったり。親の前でもそうだったので、「可愛げのない子」と思われていたそうです。ところが、近年涙腺は緩みっぱなし。映画を見ても、本を読んでも、すぐに泣いてしまいます。もうね、今は子どもの頃の分まで泣いてやろうと思っています。

匿名希望さん

涙。まあ…私の自業自得なのですが、昔の先生って本当に容赦がなかったんですよね(^_^;)私が宿題を忘れる度に、親に電話が行き、当然ながら先生にやかましく怒られ、昔々の謎の連帯責任で皆が居残りをさせられる。クラスメイトにも責められて泣き、帰宅したら親に叱られて泣く。小学校三、四年頃だったでしょうか。あの頃は…一番つらかったなあ。宿題をきちんとする概念が私には当時なかったし。なんらかの反抗心がハンパなかったくせに、反撃くらってビビって泣いてたなあ。一回、泣きながら帰っていたら、どこかのおばあちゃんが声をかけてきて、家まで送ってくれて、母親に「叱らないであげて…」と言ってくれていたのを、今でも鮮明に覚えています。いつも泣いて帰ると叱られていましたが、その時はなぜか叱られませんでした。はじめて感動した涙は多分、中学時代の吹奏楽部で二年の時に金賞をとった時。皆でめっちゃ嬉しくて泣いたなあ。懐かしい。幼少期から、つらかった涙が圧倒的ですが、つらい中、努力して何かを得た時は、やっぱり心の底から嬉しくて涙が出ましたね。

セレンさん

小学四年生の国語の時間。詩の宿題を忘れてしまったときの忘れもしない涙の思い出です。
先生に指名されて、詩を読み上げなければならないけど作っていなく、白紙のノートを広げて、とっさに犬をタイトルに、たどたどしく読み始めてしまった私に「もうやめなさい、忘れたなら正直に言わないと!目が動いてないからわかるんよ!」いつもは優しい担任の先生の冷たい声に泣きださずにはいられなく、あふれる涙を流したら「その涙も黒くにごっているでしょう?宿題を忘れただけでなく、それをごまかそうと嘘をつくなんて…」と、冷ややかな声から涙声に変わった担任の先生の頬にも涙が流れ落ちました。私は、なんてことをしてしまったんだろう…。後悔と反省で悲しみのどん底に落ちた気持ちでした。
優しくて大好きな先生の涙は、それからの私という人間を変えてくださった涙でした。それ以来、黒い涙を流していない私です。

ぶどち丸さん

友達からはよく「泣きべそ」と云ってからかわれました。泣きべそ、弱虫。そんな私も今ではそんなに泣くことも無くなりましたが、弱虫な性格は直らないかなぁ(笑)泣くと親に構ってもらえるから…そんな下心もあったやも知れませんね。^^

きなこさん

中学生の頃、庭を作ることができるPCゲームにはまっていました。そこで素晴らしい景色のお庭を作っている人と友だちになりました。名前も顔も年齢もどこに住んでいるかも知らない友だちです。ある日、その人から、お庭を作った経緯(いきさつ)を聞きました。
とても大切な友だちがいて、その人の庭は、いつもお花咲いていて、しょっちゅう家に遊びに行っていたそうです。それが、お庭もその友だちも震災の時に全部流されてしまったと…。今はまだ本物の花を植えることができないので彼女のために、ゲームの中だけど花いっぱいの空間を作りたかったんだそうです。
その話を聞いて、私は大泣きしてしまいました。仮想空間での話ではありますが、色んな人の秘めたつらい思いや、誰かを思いやる温かさがあるんだなと感じた出来事です。もう、そのゲームは無くなってしまったので、その人と話をすることはできなくなりましたが、元気でいるかなと、時々思い出しています。

やよいさん

私が高校に入学する日の朝、母が事故で亡くなりました。父も早くに亡くしていたため、家族は成人したばかりの兄だけとなりました。兄はコンビニでお弁当を買ってきて、私の分を食卓の上に置いてくれていましたが、同じ家で暮らしていても、顔をあわせることは、ほとんどなくなりました。母が亡くなって数ヶ月は、あまり泣かずに過ごしましたが、ある夜、兄が自分の部屋で声を殺して泣いていたのを聞いてしまい、私は堪えきれず、廊下で号泣してしまったのです。驚いた兄が部屋から飛び出してきて、その時、初めて兄妹で抱き合って泣きました。それが人生で一番、泣いた日の思い出です。

夏色の空さん

昔から、涙もろい方ではありましたが、「男は泣くもんじゃない!」そう言われて育ったせいか、我慢することも多かったと思いますが、大切に買っていた犬が亡くなったとき、我慢できず大泣きしたことがあります。その時何となくわかったんです。我慢すると、ずーとその想いを引きずるんですが、その大泣きしたあと何だかずっと気持ちが楽になったこと。泣くのを堪えるとその時の感情まで押し殺してしまうんだなと。その時以来、悔しいこと、悲しい事あった時は我慢せず泣くようになりました。あ。でも人前ではやっぱりやせ我慢してしまいますけどね。

きょんちゃん

わたしが、まだ幼稚園に入る前のこと。両親は共働きで忙しかったので、よくおばあちゃんちで遊んでいました。2人でお喋りしながらおんぶして貰ってる時、わたしが
「おばあちゃんが、歩けんなったら、きょんちゃんが、おんぶしてあげるけんね。おばあちゃんが、ご飯作れんなったら、きょんちゃんが、ご飯を炊いてあげるけんね」
と言いました。すると、おばあちゃんが涙を流しだしたので、わたしはビックリしてしまい、悪いことを言ってしまったからだと思い「ごめんね…」と謝ると、
おばあちゃんは「ううんちがうんよー嬉いんよ〜」と。
ちぃさかったわたしには、何故だかさっぱりわかりませんでした。その時はじめて、人は悲しい痛い、辛いではなく、「嬉しい」「楽しい」「感動した」時にも涙を流すという事を知りました。とても不思議でした。人間って不思議だなと思った事がつい昨日の事のようです。
そんなおばあちゃんは、今年に入って大好きだったおじいちゃんの所へと旅立って行きました。最後まで、お料理も上手で自分の足で歩くおばあちゃんは、昔わたしが言ってた事なんて必要ありませんでした(笑)おばあちゃん、覚えてるかな???最後は、お花い〜っぱい、お土産い〜っぱいで見送りました。わたしはその時「本当にありがとう」と感謝の涙が流れました。とても幸せな涙でした。

お届けした曲

番組テーマ曲:カネコアヤノ「布と皮膚」
エンディング曲:ちさ&ぷるんとろん合唱団「オムライスのうた」

・奥田民生「悲しくてやりきれない」
・大橋トリオ「わすれない」
・椎名林檎「翳りゆく部屋」
・森山直太朗「涙」
・井上陽水「家へお帰り」
・フジ子ヘミング「MAKE IT HOME」
・Stevie Wonder「Stay Gold」
・Hekuto Pascal「花は咲く」
・宇多田ヒカル「桜流し」
・ハナレグミ「家族の風景」
・手嶌葵「あなたのぬくもりをおぼえてる」
・The Beatles「Hay Jude」

予告編:テーマ「卒業」

・柏原芳恵「春なのに」
・尾崎豊「卒業」


番組ではココロの声を募集しています
  • お子さんの笑い声、歌、お話など、ボイスメールにてお寄せください。動画でもご投稿いただけます。(こちらで音声のみを抜き出します)
  • あなたの子どもの頃、一番しあわせだった時の思い出を、メールまたはボイスメールでお寄せください。あまずっぱい初恋の思い出も募集中!


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