第72回目・1月1日「変なおじさん・おばさん」

Hello! NEW 新居浜FM78.0で放送中の「ココロ音ラジオ和音」
この番組は皆さまからお寄せいただいた「子どもの声」と「大人の思い」を「和音」にしてお届けします。
進行・プレゼンター 山本清文 ディレクター・乗松佳洲彦

テーマ「変なおじさん・変なおばさん

子どもの頃に出会った名も知らぬ愛らしい変なおじさんおばさんエピソードをお寄せいただきました。

兵庫五国の北条早雲さん

中学生だった10年前、学校の近くの田んぼで農作業をしているおじさんがいました。しばらく見ているとそのおじさんは、農道で仰向けで寝そべって「オーーー!」と声を上げ始めたんです。友達が勇気を出しておじさんに尋ねました。「何をしているんですか?」返ってきた返事は「声出して、ストレスを発散させとるんじゃぁ」。なるほどねぇ、と妙に納得出来ました。

キメツの八重歯さん

お正月、親戚が集まると必ず麻雀大会が始まりました。ジャラジャラジャラジャラ、一晩中やってましたね。子どもの私からしたら、それだけで全員が変なおじさんおばさんでした。でもよく考えてみると、隣であれだけ馬鹿騒ぎしてる大人がいるのにいつの間にか寝てた自分も相当なもんですね。

身の上陽水さん

うちは、子どもの頃父方の親戚が集まるとすぐにマージャンが始まる。特に年末年始は夜通しやっている。何が面白いのかさっぱり分からないけどとにかくずっと笑っている。ジャラジャラジャラ「アーハッハッハッハ」
「オー!それ!」「いやいや待て々々」変・・・というか混ざりたくはなかった。それでも、あの時の愉しげな笑い声はもう一度聴いてみたい気がする。

姫路のいちごみるくさん

お正月だけに会うおじさん・おばさんが居ました。
陽気な大阪のおじさんとおばさん。麻雀が大好きな神戸のおじさん。
私を見て泣く堺のおばあちゃん。早口言葉を教えてくれる明石のおじさん。
芦屋のおばちゃんは誰よりも多くお年玉をくれたなあ。
みんな普通の人だったと思いますが、私から見たら、全員が変なおじさんとおばさんだった気がします。名前は聞かずじまい。すでに両親も他界しましたので、どういう繋がりの親戚かも不明のままです。今では、お正月に親戚が集まることはありません。
私も姫路のおばちゃんとして、変なおばさんデビューを果たしたかったなあ。

くいだおれさん

変なおじさんですか。いましたね。幼い頃、父が酔って友達を連れて来ることがありました。家で1人で二次会、まぁ声の大きいこと。
「おー、まだ起きとるのか、ちょっとおいで」そこから始まる毎回同じ話。テーマは「アントニオ猪木」内容は忘れてしまったけれど、えらく崇拝されてたようで、子供相手にとても熱く語っていたのを思い出します。ある日、「おう、コレあげるわ。大事にしろよー!」と一冊の本をくれました。「苦しみの中から立ち上がれ」もちろんアントニオ猪木さんの著書。しかもサイン入りー!いつも酔っ払ってる変なおじさんだったけど、好きだっな。あの本、まだあるかな?今度実家で探してみます。

新居浜のバツ一さん

変なおばさん・・・てことでいえば、私の場合は母かも知れない。(笑)親戚ならいざ知らず、近所から知らない人まで、とにかくモノを良くあげていた。「そんなにあげたらうちのもん無くなってしまうぅ」とずっと思っていました。おかずのお裾分け。着る物に至っては、僕のお気に入りだろうがお構いなし。
でも、そんなこともあってなのか、うちには色んな人が大勢出入りしてた。
これは見習うべき遺伝子なんだろうか?残念ながら私にその器を備わってはいない。

あんぶん姫さん

昔、近所に夏にはんてん着たり冬にしみーず姿で乳母車を押している変なおばさんがいましたが、、これは違うねっ!

無色透明さん

親戚のおじさんの家に遊びに行った時のこと、「ええもんやろわい」と言って、片方のおしりを上げて「プゥ~~」という音を出しました。子供の頃はそれがおもしろくてキャーキャー言ってたら、遊びに行くたびにええもん、くれるようになりました。こういう変なおじさんて、なんか子供に好かれるんよね。

牧場むすめさん

お盆とお正月に親戚が集まると必ず始まるのが、謎の「ナンバー1」宣言。わしが一番薬の量が多い。血圧なら自分が一番高い。言葉は自分が一番標準語に近い。腕相撲はオレが一番強い。指相撲ならオレが一番だ。そんな小さなナンバー1争いの中で「肩幅は負けんで!」と言い放ったおばさん。うわぁ!カッケーーーー!と思った私は思わず拍手してしまいました。おかげか、その日は満場一致でおばさんがナンバー1でした。
懐かしいなあ。もう会えない人たち。向こうでもやってるのかな。私が行くまで、もう少し待っててね。ナンバー1になれるものを見つけてから逝くからね。

ひょうえもんさん

母には双子の弟がいる。その二人のおじさんは、帰省するたびにいつもお土産におもちゃを買ってきてくれた。お正月にはお年玉をくれた。帰ってくるのが楽しみで、大好きな2人のおじさんだった。ある年のお正月、それまで会ったことも無く、見た事もない知らないおじさんがいた。どうやら親戚ではあるようなのだが、大好きな双子のおじさんとは明らかにキャラが違い、子どもながらに一瞬で変なやつ、とわかる人だった。その人は酒を飲みながら「おー、お年玉やるけん、こっち来いや!」なんか近寄りたくなかった。でも、ばあちゃんが近くにいるので少し安心して近寄ると、クシャクシャになりかけた岩倉具視の500円札を、僕といとこにくれた。「500円か~」「やっぱりこのおじさん、ケチで変だ」
20年以上経ったある日、とつぜんそのおじさんと逢った。やっぱり変な人だった。もう二度と逢いたくないと思ったが、その後逢うことはなく、消息は不明である。大好きな双子のおじさんは今も元気で優しくていいおじさんのままだ。(^-^)

笑い孟さん

私の中で変なおじさん選手権ナンバー1は、山奥で食堂を営んでいた親戚のおじさん。数年に一度くらいで行っていたのでそのおじさんが親戚だと知ったのは随分あとになってのこと。余り喋っている記憶がなく、厨房で料理が出来ると「はいよ」といっておばさんに渡してた。何処が変かって?中学生のころだったと思いますが、「中華そばを大盛りで」って頼んだら、2杯出てきた。「え?」「誰か頼んだ?おそば」あれは、親戚だからの所業かと思って居たら、ちょうど隣のお客さんがかつ丼の大盛りを頼んだ。やっぱり二つでてきた。(笑)ともかく、美味しかったなぁあのおそば。もう食べられないんだよねぇ・・・。

赤毛のあんこさん

子供の頃、父の友人で、なつけないおじさんがいた。背が高くて大きなお腹。ギョロ目でオールバックのポマード、ギトギト。ボソボソと単語をつなげて話す感じで、よくわからなかった。おしゃべりで話好きの父と、なぜ友達なのか不思議なくらい。私は、近づきたくないおじさんだった。
その変なおじさんが、私の高校入学の保証人になってくれたと、父から聞かされたとき、そのおじさんには子供がいないことも聞かされた。ずっと、友人である父の娘の私を、我が子のように可愛がりたいのに、不器用でできなかったぶん、影で支えてくれているんだぞ、とも聞かされた。
変なおじさんには変わりないけどそれからは怖いとは思わなくなった。

花こあらさん

毎年お正月に来ていたおじさん。うちに来るなり私を抱き上げ離してくれませんでした。ご飯を食べる時も膝に座らせ、トイレとお風呂と寝る時以外はずっとそばに居たおじさん。私の記憶では「変なおじさん」として残っているのですが思い返してみると、めちゃくちゃ可愛がってくれてたってことですよね。
昨年、久しぶりに親戚が集まることができたお正月。母にそのおじさんのことを尋ねたのですが全く覚えがないと言うのです。子どもの頃の記憶なんて怪しいもんだ、と思いつつも・・・実は母の記憶力を疑っている私です。

スナフキンさん

変なおじさん。近所に住んでいたのでいつも遊びに行ってた。母は、心配だったのか、「あんまり行かれん」っていってましたが、今思えば私の人生の師匠と呼べる人かも。色んなこと教えてくれた。遊びも、知恵も、考え方も。少し大きくなって、この人は人付き合いがうまくはないんだと感じた。でも、世の中で「普通」といっていることがどれ程貴重なことだったり、変なことだったり、そんな目や耳を持たせてくれたと思っています。ほんとは、よーく話さないだけで、分からないこといっぱいあるなぁと、今でも思います。

真水の妖精さん

ある年のお正月、家族でおばあちゃん家を訪ねた。見知らぬ大人たちが私を取り囲み「いや~1年でこんなに大きくなって~」と、口々に声をかけてくる。(誰?)と心の中で問いかけるも、誰一人名乗ろうとはしない。割と早い段階で、大人たちは私への興味を失い、酒を飲み、カニを食べ、笑い歌う。
(私にもカニを寄越せよ)と思いつつ、隅の方でまんじりともしない時間を過ごしていたら一人の男が近寄ってきた。その男は、飲んで笑っている大人たちを横目に見ながら小声で話しかけてきた。「アイツらのことを知ってるか?」瞬時に(この人は味方だ!)と気がづいた私は「知らないヤツらだ」と答えた。
「そうか。じゃあ真実を教えてやる。お前は確かに去年アイツらに会っているんだ。残念ながら記憶を消されているようだな。誰の仕業かは分からないが、そのことは大人に知られてはダメだ。知ってるような顔をしていれば、何事もなく今日は終わる。いいな?わかったか?」私は小さくうなずき、たった一人の味方である名も知らぬ男とトランプをして遊んだ。
これが私が覚えている初めてのお正月の出来事です。今にして思えば、私が唯一の味方だと思った男の人が、一番変な人でしたね。

《番組にお寄せいただいた感想》
後藤道則さん:まあ、理想としては普通のおじさんと呼ばれるより、ヘンなおじさんを目指したいですよね。それだけ認識に残ってるって事ですから。もちろん、警察にヘンな(指導対象の)おじさん認識されるのは御免被りたいですが。
それゆけ!とぼきちさん:親戚が集まると、酔っぱらっていつもケンカしてたおじさんいましたね(笑)楽しいお酒を心掛けるお手本になりました(´`:)(笑)

お届けした曲

番組テーマ曲:カネコアヤノ「布と皮膚」
エンディング曲:ちさ&ぷるんとろん合唱団「オムライスのうた」

・岡崎体育「家族構成」
・Sinkin’ Soon Norah Jones
・かこめ かこめ ハナレグミ
・大阪のオッサンブギ トータス松本
・カヴァティーナ ジョン・ウィリアムス「ディア・ハンター」サントラ
・愛の讃歌 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
・傷だらけの天使 斉藤和義
・よろけた拍子に立ち上がれ 藤岡藤巻
・肩 have a good day ヤバイTシャツ屋さん
・外面キング ウルフルズ
・くるり「益荒男さん」
・井上堯之バンド「愛のテーマ」
・ハンバートハンバート「手のひらの中」
・斉藤和義「今夜、リンゴの木の下で」
・ハンバートハンバート「おいらの船」
・森山直太朗「昔話」

予告編:テーマ「本気と書いてマジ!」

・クリスタルキング「愛をとりもどせ!!」
・広末涼子 「MajiでKoiする5秒前」


番組ではココロの声を募集しています
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  • あなたの子どもの頃、一番しあわせだった時の思い出を、メールまたはボイスメールでお寄せください。あまずっぱい初恋の思い出も募集中!


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