第83回目・6月4日「ランナウェイ」

Hello! NEW 新居浜FM78.0で放送中の「ココロ音ラジオ和音」
この番組は皆さまからお寄せいただいた「子どもの声」と「大人の思い」を「和音」にしてお届けします。
進行・プレゼンター 山本清文 ディレクター・乗松佳洲彦

テーマ「ランナウェイ

子どもの頃逃げ出しちゃったあの日の思い出をお寄せいただきました。

ショルダーチャージさん

私の弟。高校の時、あれはホライゾンだったかなぁ。漫画の影響で、たいして体力もないのに、ラグビー部に入部したのです。
「あんた。何でまた?」
「え?かっこいぃやん」と張り切ってましたが、いざ部活が始まると、毎日クタクタの顔で「辛い。俺死ぬぅ」と弱音を吐いてました。ある日、練習試合でタックルされた時気絶をしたらしく、今だな!と思って退部申請を出したのです。がっつり男らしい成長を期待してたのに。(笑)

真水の妖精さん

逃げたこと、あります。子どもの頃、連れて行かれた歯医者さん。ただの治療だろうと思っていたのですが、どうやら抜歯をすることになったらしく、先生が注射器を持って私に近づいてきたとき「うわーーーーー!」と叫んで病院から飛び出してしまいました。その後、連れ戻されることもなかったので、勝手に抜けるのを待つことになったんだと思います。多分。自然に抜けるの待ってて良かったんならあんなに怖い思いしなくてよかったのにと、今になって少しモヤモヤしています。(笑)

渚のハルマキーさん

私は、ちっちゃな頃から悪ガキでて、何処かで聞いた歌の文句のようですが(笑)悪ガキ数人で、あんなことこんなこといっぱいやりました。でも、普段割とボーっとしている私が逃げ足だけは早かったようで、捕まって怒られたって記憶が余りありません。その時々怒られてる友達を陰でこそっと見ながら「やば!」って言っていたのが紛れもなくこの私です。
客観的にみたらほんと悪い奴です。「お前はロクな大人にならん!」と云われてましたが、大人になってからは、悪いと分かってやることはほぼなく、なのであの頃の逃げ足は封印したまま。でも、何かやばい!と感じた時には抜きます。伝家の宝刀。なまってなければいいのですが(笑)

サンダルチアさん

うちの家には、物置にしていた屋根裏部屋がありました。親にはいつも「危ないけん入ったらいかんよ」と云われてましたが、友達と喧嘩した時。テストの成績わるかった時。おやじの大事な万年筆の先折って壊した時。僕の避難場所はその屋根裏部屋でした。時々ねずみが出るので「あっちいけ!」と格闘しながら隠れてました。(笑)大人になって、逃げ隠れ出来ないことも多くなり、あの屋根裏部屋あったらなぁと思う日があります。

キメツの八重歯さん

私は学校で行われるお誕生日会が苦手でした。その月の誕生日の人をまとめてお祝いする日があるのですが、一年を通して、誰も誕生日じゃない月がないのは私にとって悲劇でした。どんなお祝いするのか皆で話し合って、事と次第によっては多少の練習が必要な時も。毎月その日は「早く帰りたい」と思っていました。で、自分の誕生月は見てるだけで良いので気が楽だなと思ってたのですが、皆からのお祝いの行事が「自分の特技を披露する」というものでやる方も見せられる方も微妙な空気が漂っていました。(笑)ただ、私の中で一人だけ刺さる特技を披露してくれた子がいました。「私は特技とか思いつかなかったので、爪先立ちをします」と言って、いきなりバレリーナのように足踏みを始めたのです。シーンと静まり返った教室で彼女の足踏みの音だけが響いてました。意外性とシュールさに、初めて心が動いた誕生日会でした。彼女の特技は40年経った今でもハッキリ覚えています。

あんぶん姫さん

私、しーんとした教室での本読みが苦手。高校の時、本読みの授業の日。いつも先生が「今日は10日じゃけん出席番号10番から後ろ」と言っていたので、やばい!今日本読みが当たる!と思った時は、その時間だけ友達のきみこに席を変わってもらっていました。

夏とんぼさん

逃げ腰は好きではないので、割と何でも挑みがちな性格。私の人生、逃げたことはない!と言いたいところですが、思い返すと、大事なところで逃げた?諦めた?ことはありますねぇ、確かに。今思えば「そこは、もう少しだけ踏ん張ろうよ」って、あの時の自分に言ってやりたい場面が多々あります。勉強も、趣味も、結婚も。なので、今やってる仕事だけは悔いを残さず頑張り通したいと思っています。

セレンさん

部活のキャプテン。嫌で嫌でたまらなかった。自分がキャプテンじゃなかったらキャプテンの言う事聞いて監督のいないときも真面目に練習するのに。私には威厳というものがない。1日だけ仮病を使って部活を休んだ。やっぱり私は真面目な自分から逃げ出せない。罪悪感だらけだ。

逃げるが勝ちさん

昔あった遊ぶところで、おいちゃんが一階でパチンコをしていて私と従姉妹は2階でボーリングをしていたとき、お金がなくなったので下のおいちゃんにお金をもらいに行った時、ちょうど見張り?にきていた高校の先生とばったり会ってしまい、館内を思いっきり逃げました。
途中、正面にあったでっかい鏡に私を追いかけてくる先生のスゴい顔が見えてよけい必死で逃げました。
なんとか逃げ切って翌日、先生に呼ばれましたが、事情を話してなんとか許してくれました。 ほんとに逃げた話でしたっ

あんこさん

近所に、なぜか私を慕う小学年生の男の子がいて、よくうちに遊びに来ていました。母も姉も、その子が大好きだったのでいつでもウエルカムな感じ。でも、私はちょっと複雑な気持ちでした。なぜなら、その子にプロポーズされたからです。当時、私は18歳。彼は歳。子どもの扱いを知らなかった私はどうして良いか分からず、それから2ヶ月ほどの間、その子が来そうな時間は図書館に行ったり、友だちの家に行ったりしてました。そのうち、男の子はパッタリ来なくなって、なんだか悪いことしたなと思っていたある日、久しぶりにその子のお母さんにばったり会ったんです。
「遊びにいけなくてごめんねぇ」
話によると、今は隣のクラスのミキちゃんの方が大切なので仕方ないってため息をついているんだそうです。もっと早くに言って欲しかった。

それゆけ!とぼきちさん

これは、息子が小学一年生の時の日記です。

〇月×日うちの犬は、ミッキーといいます。今日、つないでいるひもをはずして、だっそうしました。お母さんとさがしました。見つかりません。すると、お母さんが「こうするとかえるかも!」と、ミッキーのアルミのごはん入れをぼうでたたきました。3回たたいたら、すぐにはしってかえってきました。すごい!お母さんは、じまんのかおで、「ミッキーはくいいじが、はっとるけんね」とわらいました。ぼくは、だまされたミッキーがかわいそうだとおもいました。

脱走の度に、これで帰らせてましたね。ごめんねミッキー(笑)

身の上陽水さん

中学の時の担任。怖かったなぁ。なんか知らんけど、いっつも顔合わすと「お前ぇ」と云って絡んでくる。なので姿を見ると、別の廊下を走って逃げた。
でも、今思うと可愛がってくれてたんかなぁ。駄目なやつほど可愛いとかいうやつ?きっと気がかりでしょうがなかったんだと思います。先生。僕は大丈夫です。今はそれなりに、ちゃんとやってますよ

タラの芽さん

怖いことから逃げる。苦手なものから逃げる。面倒くさいことからも逃げる。
やらないとイケないことは仕方なにのでやる。そうやって考えると子どもの頃から逃げてばっかりだなぁ。テニスとか、サッカーとか、スポーツ観戦大好きなんだけど、頑張ってがんばってやり抜く姿ってのに何処か憧れてるのかも知れませんね。失敗を恐れずとか、駄目で元々とか、そんな前向きな言葉ともっと早く出会ってたら良かったかなぁ。いや。きっと出会ってたんだと思うけど。

復活の呪文さん

小学生の時、親戚のにいちゃんに生まれて初めて釣りに連れていって貰いました。町はずれにあった小さな滝のある川で、餌のつけ方、竿の持ち方色々教えて貰って、はしゃいで竿をブンブン振り回して遊びました。日暮れ近くなって「そろそろ帰ろう」って言われた時に、僕の竿がグンとしなって、力いっぱい引いても上がりません。「大物かぁ!?」といってにいちゃんも手伝ってくれましたが、プチっと音たてて糸が切れました。「岩に引っかかっただけやろ」とにいちゃん笑ってましたが、あの時かかったのは絶対大物だったと今でも信じています。


ゲストインタビュー(後編)

銅版画家 石山直司さん

新居浜市生まれフィンランド在住の銅版画家 石山直司さんに、フィンランドでの生活や子どもの頃のお話を伺いました。
2023年6月4日・ゲスト・石山直司さん

石山 直司(いしやま なおじ)
1965年  愛媛県新居浜市生まれ、1989年に愛知県立芸術大学美術学部油画専攻卒業し、2003年よりフィンランドに在住。
石山直司さんの公式HPはこちら
HPでは石山さんの作品がご覧いただけます。
2023年6月4日・ゲスト・石山直司さんの作品

お届けした曲

番組テーマ曲:カネコアヤノ「布と皮膚」
エンディング曲:ちさ&ぷるんとろん合唱団「オムライスのうた」

・ナカムラエミ「かかってこいよ」
・奥田民生「ルパン三世主題歌Ⅱ」
・映画「インディ・ジョーンズ」テーマソング
・LonelyTwin「Hurts Like It Hit Me」
・曽我部恵一「満員電車が走る」
・小島麻由美「私の誕生日」
・Leon Russell「A Song for You」
佐野元春「99Blues」
・井上陽水「断絶」
奥田民生「なんでもっと」
・ヒグチアイ「逃げるなら今」

予告編:テーマ「リア充」

・手のひらに太陽を
・Heidi「Oye」


番組ではココロの声を募集しています
  • お子さんの笑い声、歌、お話など、ボイスメールにてお寄せください。動画でもご投稿いただけます。(こちらで音声のみを抜き出します)
  • あなたの子どもの頃、一番しあわせだった時の思い出を、メールまたはボイスメールでお寄せください。あまずっぱい初恋の思い出も募集中!


ご投稿はこちらから
waon@hello78.jp

ツイッターでの投稿もお待ちしています

ハッシュタグ #ココロ音ラジオ でご投稿ください。

PAGE TOP