第30回目・5月23日

Hello! NEW 新居浜FM78.0で放送中の「ココロ音ラジオ和音」
この番組は皆さまからお寄せいただいた「子どもの声」と「大人の思い」を「和音」にしてお届けします。
進行・プレゼンター 山本清文/ゲストプレゼンター 松沢はつみ
(特別編成2時間生放送でお届けしました)

今にして思えば、あれは「愛」でした

竹まんさん

お前は賢いねぇ。偉いねぇ。と、ずーっと言われて育って来たのを覚えています。それは、自分で良いことをした時も、悪戯して家の物を壊した時も、思い出してみればずーっとそうだった。なので、まともに怒られた経験がほぼないんだけど、不思議と悪い事した時は思いっきりバツが悪かった。当時はそんな風には思わなかったけど、今思うとすごい愛情なんだと思える。僕は自分の子どもにできるかなぁ…。自問自答の今日この頃です。

それゆけ!とぼきちさん

親孝行。娘の私は、いくらしても足りないと思うけれど、親になった私は、生まれてきてくれただけで嬉しくて、親孝行なんて期待していない。親孝行って不思議。

あんぶん姫さん

子育ても終わって今、ちゃんと親らしいことをしてやったのか、ちゃんとご飯もしてやってたのかな、と思うことがよくあります。ちゃんと母に甘えたいことがあれば、二人とも都会へは行かなかったのではないのかなぁ…とか色々考えたり。

でっちの休日さん

うちの両親は、小学校の頃から「欲しいものがあったら自分で買え」というのがポリシーだった。これができたら買ってあげる。それはもう、小さい頃からの習慣だったので何の不思議もなかった。中学の頃になると自営の仕事を手伝うようになって、お小遣いというか、今思えばお給料?をもらって、欲しいものは自分で買った。大きくなって友だちに聞くと意外と驚かれる。え?みんな買ってもらってたの?何か騙された!とカチンときたのを覚えているが、振り返ってみると、しっかり大人の扱いしてもらってたお陰で社会人になって苦労することなくやってこれた。やっぱあれは愛だったんだと思う。

きょんちゃん

遊び回ったり、家でしたり…夜中に帰って来た私を捕まえてめちゃくちゃ怒ったお母さん。「いちいちうるさい!もう私のことなんかほっといて!」と叫んだ時、「自分の子が不幸になることを願っとる親なんかおるわけないやろ!子どもの幸せ願うんが親じゃ!」
私はこの時、お母さんの気持ちを初めて知りました。
『親は子どもの幸せを願っている』
いつもいつも怒ってくる。うるさい!ほっておいてほしい!私のことが嫌いだからいつも怒ってくるんだ。
そう思っていたけど、あれって、私のことが大事だから言ってくるんだ。そう気づきました。
あれから時はたくさん流れていったけど、今、思います。大事だから、愛しているからこそ放っておけないのだと。

ピコピコみかんさん

昨年までは松山に住んでいたのですが、急遽 会社から高知転勤の辞令が出たため、今は高知に住んでいます。実家が高知にあるので、今は実家に住んでいるのですが「家を建て直そう」ということになり、今 引越しの準備中です。
今は亡き、父が建ててくれたこの実家には、幸せだった思い出がたくさん詰まっていて、私が小さかった頃の写真とかが出てきて、その写真を息子が見たりしてちょっと気恥ずかしいのですが、この家を建ててくれて、たくさんの愛を注いでくれていたんだな〜と思います。

フーコさん

この頃、ふと両親の年頃になって思うこと。毎日毎日、仕事して帰って来て少し遅くなるとお惣菜で済ませてしまうのだが、うちの両親は、いつもちゃんと温かいご飯を作ってくれてたなあ…と。子どもの頃、その光景は当たり前のこと。普段のことだと思っていましたが、自分がその立場になって初めて気づいた。あれは、スーパーマンの所業だったと。ホントに母ちゃん偉かったと思う。今思うと涙が出てくる。


声の出演

はがた農園さん、たかまつさん

お届けした曲

番組イメージソング:野木青依「ちがうほし」
番組テーマ曲:カネコアヤノ「布と皮膚」
エンディング曲:ちさ&ぷるんとろん合唱団「オムライスのうた」

・忌野清志郎&井上陽水「愛を謳おう」
・カーペンターズ「トップ・オブ・ザ・ワールド」
・井上陽水「クレイジーラブ」
・奥田民生「BEAT」
・ルイス・プリマ「ジャスト・ア・ジゴロ」
・ジョアン・セルバ「トゥ・バイ・ダ・ペ」
・大橋トリオ「タイムマシーン」
・ハナレグミ「家族の風景」
・ヒグチアイ「わたしのしあわせ」
・森山直太朗「生きとしいける物へ」
・あっこゴリラ「Back to the Jungle」
・ハンバートハンバート「鬼」
・「ダニー・ボーイ」
・奇妙礼太郎トラベルスイング楽団「ラブ・ミー・テンダー」
・ハナレグミ「深呼吸」

スタジオゲスト

フリーアナウンサー(元南海放送) 松沢はつみさん

子どもの頃のこと、アナウンサー時代のこと、ラジオへの思いなどたっぷりとお話いただきました。また、この日のために4編の詩を書いてくださいました。

2021.5.23 スタジオゲスト松沢はつみさん


お日様

陽の光がさんさんと降り注ぐ日は何だか落ち着かない
そうだ お布団を干そう
お日様に干したお布団はフカフカしていいにおいがする
どこか懐かしい遠い日のにおい
小さいころから母はよく布団を干してくれた
私はお日様のにおいだーと干したての布団の上で飛び跳ねた
何十億年もの間 お日様は宇宙を照らしてきた地球のありとあらゆるものを慈しんできた
私たちが生まれるずっとまえから…
お日様のにおいはそんな遠い記憶を
呼び起こすのかもしれない

運動会

運動会が大嫌いだった
青空と万国旗と青いみかんと歓声と

背の高い順にかけっこをしていると私はいつも後ろの方
グループ分けをしても 数があわなくなる
第一 走るのは得意じゃないし
そんなこんなで運動会は憂鬱だった

なのに予行練習の日
障害物競走で 私は一番になった
そして本番 空は高くてピカピカで
よーい ドン
私は張り切って走った
がんばってがんばってがんばったのに
私の足はもつれ…

やっぱり 運動会は大嫌いだ

小さいころ私の住んでいた家の近くに川があった
大きな川で 私は毎日のように 川で遊んだ

川は山の方から来ていていろんな石が流れてきた
キラキラ光る水晶みたいな石 金色の粉の入った石
私は夢中になって集めた

それからずーっとたって訪ねてみたら
家のあった所にはビルが建ち そのそばには
助走をつけたら飛び越えられそうな
小さな川が流れていた

(あの宝物はどこにいったんだろう)

ピンクのバラ

木村くんは 色が白くて算数の得意な男の子だった
坊主頭がコロッケみたいで結構カッコよかった

木村くんはよく学校を休んだ
なんでも心臓が悪いらしい
ある日私はノートと給食のパンを持って
木村くんの家に行った

木村くんの家はバラの花がいっぱい咲いていた
入り口にはアーチがあって
うっとりするような家だった

帰りに 木村くんのお母さんが
バラの花を切り花にして持たせてくれた
大きなピンクのバラだった

少しして 木村くんは大きな病院のある
隣町に引っ越して行った
(あの日木村くんと何話したっけなぁ)

バラの季節になると ふと思い出す

詩:松沢はつみ


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