第66回目・10月9日「ぬくもり」

Hello! NEW 新居浜FM78.0で放送中の「ココロ音ラジオ和音」
この番組は皆さまからお寄せいただいた「子どもの声」と「大人の思い」を「和音」にしてお届けします。
進行・プレゼンター 山本清文 ディレクター・乗松佳洲彦

テーマ「ぬくもり」

今思い返しても心があったかくなる、そんなエピソードをお寄せいただきました。

hiroさん(新潟県)

9/18で母が亡くなり20年の秋です。もう20年~。未だ20年~。母は、夢にすら現れません。妹には「男はそんなもんだよー」と云われます。きっと私が、未だ母親の死を受け入れられずにいるからなのかも知れません。思い出ばかりが募ります。

サンダルチアさん

温もりというと、母の手弁当を思い出します。学生の頃からずっと毎日作ってくれました。私が大食いだったのでご飯8割おかず2割の簡単なもの。おかずには塩さばか、梅干、卵焼きくらいのもの。学校を出て建築現場で働き始めたころ、昼休みにこの弁当食べる時間は幸せだったなぁ…。

ちびうささん

子供の頃両親は共働き。学校から帰ると祖父母がいた。それだけでなんだかホッとしたものだった。
自分の子供らも学校から帰ると祖父母がいた。
核家族化が進む中祖父母のいる生活に私はなんとなくぬくもりを感じた。

抹茶色さん

幼稚園の頃、すっごい大きなストーブが部屋の中央に置いてありました。登園すると、持ってきたお弁当箱を先生が集めてそのストーブの上に置くのです。そして、お昼が来る頃にはお弁当箱が温まっていて、ホカホカのご飯を食べてました。味までは覚えてないけど、何だか楽しくて今でもその光景はよく覚えています。大人になった今でも、暖かいご飯を食べるとふとその頃のことを思い出すのです。

それゆけ!とぼきちさん

今回[ぬくもり]というテーマで、少し考えてしまいました(笑)両親は、子供の目から見ても仲良しではなかったし、わたしも、双子の妹、年子の弟ともケンカばかりだった気がします。でも、一つだけ思い出しました。冬の雨の日、わたしたちが帰宅すると、母は毎回「おかえり。寒かったろ?はよ、こたつ入り。」と言ってくれていました。優しい母でした。農作業のない雨の日は、気持ちに余裕ができてたんかな?と今になって思います。優しい声掛け、わたしは母親になってからもずっと、忘れないようにしています。

なかさん

今から四十年以上も昔の話。小学校一年生の頃、忘れ物を取りに帰らされていた時のことです。
泣きながら帰っていると、カブに乗った知らないおじさんに声をかけられました。訳を話すとカブの後ろに乗せてくれ、家まで連れて帰ってくれました。その後学校まで送ってくれたのです。
今では考えられないことですが、優しい日本がそこにはありました。

まきさん

うちの猫。勝手気ままで少し乱暴ものです。
ちょっと落ち込んだ時など、側に来て寄り添ってくれたり…はしません。いつもと同じように、私が布団で横になると、お気に入りの机の下から出てきては、背中をくっつけて寝てくれます。
この、「いつもと同じように」というのが、私にはなんとも温かく感じていつもと同じように、私もいつも…ニヤけてしまいます。

隣のきぬちゃん

子どもの頃は体が弱くて、すぐ風邪を引いては学校を休んでました。すると必ずいつもクラスの友達が、給食のパンと連絡票を持って来てくれました。そして、その日学校であったこと話してくれるのです。学校休むのは嫌だったけど、そうやって顔を見せてくれる友達来るのとても楽しみにしてました。その時もきっと云ってたと思うけど、改めて
「あの時はほんとにありがとう」

真水の妖精さん

私は昔から、人のお話を聞くのが好きです。それもあってか今は介護老人ホームで働いています。勉強はさほど好きではなかったと思いますが授業で学校の先生の声を聞くのは大好きでした。中でも国語の高橋先生。あの頃お幾つだったのか、私にはおじいちゃんって印象でした。とても穏やかなお声で少しなまりのある喋り方。その先生が話してくださる昔話が大好きでした。
今でも、ラジオやテレビで似た声の人を見つけるとココロがほんわかなります。

きめつの八重歯さん

最近、土手で凧揚げをしている親子を見るとどうしたことか、涙が止まらなくなります。自分もそれ相応に年齢を重ねそんな親子の姿から色んな物語りを感じられるようになったのかもしれません。
いい時ばかりではないだろう。
悲しいこともあっただろう。
嬉しいことも楽しいこともたくさんあっただろう。
その全てに温もりを感じてきっと泣いてしまうのだと思います。

身の上陽水さん

小学生の頃、学校の帰りに下校の音楽が流れます。遠き山に日は落ちて…。ドボルザーク、新世界の第二楽章です。音楽の先生の趣味だったのかも知れませんが(笑)今にして思えばうちの学校センスあったなぁと思います。何だろう、今でもこの曲を聴くと一瞬で10代の頃の自分が蘇りココロがジンとします。音楽は偉大だなぁと今更ながらに思います。

新居浜のバツいちさん

中学生のころ、私は大の運動音痴。球技をやっても、走ってもドンくさく秋の体育祭は大キライでした。でもその時、クラスの男子で友達でもなかったんだけど、一緒に色々教えてくれました。その時は特に身体動かすことは好きじゃなかったので少し鬱陶しく思ってましたが、今思出だすと何だかとてもいい思い出です。特別な親切心でもなかったと思いますがあのちょっとした優しさって幾つになっても覚えてるんですね。

あんぶん姫さん

子供の頃、母によく「〇〇ちゃんのお母さんは痩せとるけん、よお怒るんよねー、母ちゃんは太いけん怒らんのんよねー」と言っていたそうです。どうやら私は太ってる人に優しさ、ぬくもりを感じていたみたいです(笑)

セレンさん

子どもの頃、山のふもとに越してきた時、両隣もお向かいもまだ畑で夜になると暗くて、静かで寂しい気がした。北隣が建ち南隣が建ち、子供の声とその親の声。日が落ちたら明かりが灯り。換気扇から溢れるおかずの香り…。
ご近所のぬくもりを感じる夜になった。

渚のハルマキーさん

昔、私の家には丸い縁取りのある火鉢があって、秋から冬になるとその火鉢に炭を入れて暖を取ってました。普段は真ん中にやかんをかけてシュッシュとお湯が沸いてて、そこに網をかけて魚焼いたり、お餅を焼いたりしてました。
横の小窓を開けると、ゴーと音を立てて炭が赤くなって、家族5人がその火鉢を囲んでお鍋を食べて。あんなの今あるのかなぁ。あの頃はその傍にいくだけで暖かかったけど、どれだけの遠赤外線を出してたんだろ?(笑)
今も、思い出だけで十分あたたかい気がする。

萩のひめさん

母が亡くなった後、様々な手続きをしなくちゃいけなくてとても大変でした。当時、私はまだ22歳。衣食住から面倒な事務手続きなど、それまでは全部母がしてくれていたのです。女手一つで子どもを3人育てていた母は、仕事の合間に役場に行ったりしてたのでしょう。ある部署で云われました。
「お母さんがちゃんと手続きをしてたからこのお金が支払われますよ」
どちらかというとズボラな母でしたからとても意外でした。突然自分が居なくなった時のことを思ってきちんと手続きしてくれてたんだと思うとお葬式以来堪えていた涙が止まらなくなりました。
その時、受付けの方も、私が泣き止むまで嫌な顔せずずっと待っててくださった。嬉しかったなあ。当時は母が亡くなった悲しさで
いっぱいいっぱいでしたが今では心が温かくなる思い出ばかりが蘇ってきます。

笑い孟さん

温もり…と聞くとお風呂を思い出してしまう安直な私(笑)小さい頃釜焚きの風呂だった我が家。湯沸し担当はわたし。毎日夕方になると釜の前に陣取り、パチパチあちあちしながら木をくべました。
「沸いたよー!」「あー。ご苦労さん」秋の季節になると、その頃にはすっかり日は暮れてて、裏庭のコウロギが鳴き出して、ヒンヤリした夜風に釜の熱がとても暖かだったのをハッキリと覚えています。

《番組にお寄せいただいた感想》
あんぶん姫さん:母が亡くなったとき、初めて人はいつか亡くなるんだと思った。。ほんとに亡くなるんだと思った。ほんといいメールばっかり 泣きそうや。
山本さんが収録している時は曲も流れているんだろか?曲と合わせて聴くと今回とくにあったかいものを感じる。
後藤道則さん:いろんな意味で、今は出来ないというやつは増えてるよね…。本人と面識がなくても、おうちの玄関の雰囲気を海の向こうからでも確認されてしまう、変な世の中ではありますよね。
それゆけ!とぼきちさん:人に言えない話をメールして、昔の出来事の心の整理ができる…。ほっこり(๑’ᴗ’๑)五右衛門風呂炊きは、夏はしんどいけれど、冬は温もりながらできて楽しかったよ(〃’▽’〃)

お届けした曲

番組テーマ曲:カネコアヤノ「布と皮膚」
エンディング曲:ちさ&ぷるんとろん合唱団「オムライスのうた」

・木村弓「いつも何度でも」
・アン・サリー「おかあさんの唄」
・ハンバートハンバート「おべんとう」
・イノトモ「愛だけが」
・Paul McCartney&Wings「Another Day by」
・清竜人「ぼくらはつながってるんだな」
・BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」
・ドボルザーク「遠き山に陽は落ちて」
・斉藤和義「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」
・森山直太朗「それは白くて柔らかい」
・ボニー・ピンク「Evil and Flowers」
・斉藤和義「おやすみ」
・ハナレグミ「一日の終わりに」
・奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 「上を向いて歩こう」
・ヒグチアイ「ラブソング」

予告編:テーマ「熱中」

アニメ一休さん「とんちんかんちん一休さん」
田原俊彦「ハッとして! Good」


番組ではココロの声を募集しています
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