第76回目・2月26日「蒸し返す」

Hello! NEW 新居浜FM78.0で放送中の「ココロ音ラジオ和音」
この番組は皆さまからお寄せいただいた「子どもの声」と「大人の思い」を「和音」にしてお届けします。
進行・プレゼンター 山本清文 ディレクター・乗松佳洲彦

テーマ「蒸し返す

渚のハルマキーさん

もう、今更言っても仕方のない話ですが、高校を卒業してすぐの頃のこと、初めてお付き合いした女性になんの前触れもなくふられました。共通の友達も居たので何人かに聞いてみたんだけど、その理由については何も教えて貰えなかった。その時の女性はもう辿りようがないので、当時の気持ちを聞くことは出来ませんが、今も付き合いのある友人には聞いてみようと思っています。いつか。機会があれば。…なんとしても。

身の上陽水さん

蒸し返したい話ねぇ。あるよ。小学生のあの日。帰りが遅くなってものすごく怒られたけど、あれ、友達の大事にしてたボールペン落としたって泣いてたので一緒に探してあげてたんだよねぇ。云えばよかったんだろうけど、あんまり怒られて怖かったのもあるし、自分のこと心配してくれてたんだなぁと嬉しかった気持ちもあってかなぁ。あの時それ言ったら褒めてくれてたのかなぁ。もういまでは、言えず仕舞い。そしてその時の気持ちも聞けず仕舞い。

あんぶん姫さん

小学生で習ったそろばん。初めての試験で合格した人を張り出した紙に私の名前だけがありませんでした。先生から「習い始めたばかりだから出来るはずがない、誰かの見たんだろ!」と言われて合格にしてくれませんでした。「ほんとにできたのに!」と思いながらも先生には何も言えず、帰って母にも言わなかったと思います。たぶん、事がよく分かってなかったんだと思うけど、それにしてもひどい先生ですよね。今思えばあの時のわたし…かわいそうだったね。

牧場むすめさん

高校生の時に出会った、手相を見るおばあさんに
「30歳頃に人生を変えるほどの出会いがあるよ…」と言われました。
10代後半から20代、あの時の言葉を時々思い出しながら自分なりに頑張ってきたつもりですが、特に誰にも出会わなかった30代も過ぎ、特に覚えていない40代も過ぎ去ろうとしています。(笑)これが私の歩んできた道なので、恨み言を言いたい訳ではないけど、たまに蒸し返したくなるのが人間!ですよね?

スナフキンさん

今思えば、あの頃は結構な悪ガキ。落書きはするわ、よそん家のガラスは割るわ。近所の子は泣かすわで、うちの母はよく学校に呼び出されてました。
当時は全然謝る気もなかったんだけど、ひとつづつ謝っといたら良かったな。何よりも、親に迷惑かけたこと。今更だけど、ごめんな。ほんと。

セレンさん

ばあちゃんと母ちゃん、いつも喧嘩してたよね。お互いの悪口ばかり聞かされてたなー。高校卒業して都会に出た頃に二人は仲良くなっていった。ばあちゃんの臨床では、母ちゃんへの感謝の言葉だったとか…。
あのさー、私の子供時代の幸せを返してよー。幸せのネタが、思い出せないよー

笹竹さん

蒸し返したいのは、子どもの頃の決意について。絶対にやり遂げるぞ!と気合い入れて勉強して、希望していた会社にも入れたのですが入社して20年。ここでは思い描いていたことが実現できないということを、思い知らされました。いや、わかるのに20年もかかってはいないのですが僕の決心がつかなかった。まだ気力のあるうちに、まだ体力のあるうちに。そう思い、昨年会社を辞めて起業しました。子どもの頃の決意が繰り返し思い出され、鬱々とした日々を過ごしていましたが、今は晴れ晴れとした気分です!とても忙しい日々を過ごしていますが結果を出すためなら喜んで、努力できますね。

釜じいさん

私は、4人兄弟の末っ子で、子どもの頃はいつも兄ちゃんのお下がりばかり。兄ちゃんが服や靴買って貰うのを「いいなぁ」と思ってみてました。当時は、それが悔しいとかくそぉ!とかは思って居ませんでしたが、
「たまには下の子の分も買ってやりぃ」って、タイムマシンがあったら言ってやりたい!でも、今自分に子どもが2人居るだけでも四苦八苦(笑)やっぱり親には感謝せなあかんなぁ。

真水の妖精さん

今更だけど、言っておくよ。私はあなたのこと好きでした。(笑)テヘかっこ良かったなぁ。どことなく笑い方が父さんに似てたからかなぁ。
中学2年の3学期。机が隣になった時は嬉しかったぁ。私も内気で話もままならないまま、勇気なくて結局言えなかったなぁ。元気にしてるかなぁ。

先輩と呼ばないでさん

進学で都会に出た私のもとに高校時代の友人からの手紙。
「遠距離の彼と、そっちでデートするから、少しだけでも会いたいなー」と、、電話で決めた待ち合わせ場所には2つ年下のアイツ。もう忘れたほうがアイツのためになると決めたアイツがいた。
「先輩に頼んで連絡してもらったんだけど、映画でも観ませんか!」オリビアが歌ってる、踊ってる。耳には、その澄んだ歌声が通り抜けていく。隣に大好きな大好きなアイツがいる。胸が高鳴るのを隠すので精一杯だった。
「また部活がんばります、元気でいてくださいね」アイツはあっさりと新居浜へ帰っていった。
あの映画館で、手を握ってほしかった。もっとはっきりした言葉が欲しかった。なんで会いに来てくれたりしたんだよーー。

それゆけ!とぼきちさん

小学六年の担任の先生が怖かったんです。だから、普段から話すことはありませんでした。なのに何を思ったか、ある日話しかけてみよう!と挑戦してみました。給食の準備を始める時に「先生、トイレ行っていいですか?」の一言を思い切って言いました。先生は、キョトンとして何も言いません。しまった!失敗…。必ず「いいよ」が返って来ると思っていたので、がっかりしました。それから、ある日の参観日後の懇談会。わたしは忘れ物を取りに教室に、こそっと入り、出る時に聞いてしまったのです。先生が
「あ、この間、ある生徒が『先生、トイレ行っていいですか?』と訊くんですよ。当たり前のこと訊かれてもね~あははは!!」保護者も、クスクス。泣きそうになりながら帰りました。やっぱりこの先生とは仲良くできないな~と思ったものです。今更ですが…。(笑)

ターシャさん

母は生きていたら今75歳。
あの夜、遅い時間に出かけようとした母を引き止めていたら…。今でも一緒に買い物に行って、思ったより似合わない服を買ってしまったとボヤキあったり、ツイッターやってみなよってやり方を教えてあげたり、美味しいもの食べに行ったりしてただろうか。
もう20年以上も経つけれど、時々あの夜のことを蒸し返してしまうことがあります。どうして私を置いて逝ってしまったの?とたまに思い出して泣いてあげるのが、私なりの供養です。

女は愛嬌さん

両親にとって私は初めての女の子でした。頭にリボンをつけてフリフリの服を着せてもらい、蝶よ花よと親や周りから可愛がられていました。
それが今では、スニーカーにジーンズで大股歩き、髪は短くガハガハと笑い、気がつけば誰からも「かわいい」なんて言われることもなくなってしまいました。子供の頃の写真を見返すたびに、おしゃれに手抜きしてきた自分を反省しあの頃のようにチヤホヤされたいと思うのでした。

《番組にお寄せいただいた感想》
それゆけ!とぼきちさん:皆日頃は忘れているのに、ふと思い出して、少しいや~な気分になることを、ここで蒸し返す。誰も知らないもやもやを(笑)

声の出演

子ども:りおん さん、石川にいな さん、向井ののみ さん

お届けした曲

番組テーマ曲:カネコアヤノ「布と皮膚」
エンディング曲:ちさ&ぷるんとろん合唱団「オムライスのうた」

・斉藤和義「後悔シャッフル」
・ウルフルズ「思い出せ」
・ハンバート ハンバート「もうくよくよしない」
・山崎まさよし「One More Time One More chance」
・井上陽水「この世の定め」
・カネコアヤノ「もしも」
・小島麻由美「あの娘の彼」
・真心ブラザーズ「うまくは言えないけど」
・浜田真理子「のこされし者のうた」
・ヒグチアイ「私は私のための私でありたい」
・荒井由実「航海日誌」

予告編:テーマ「めっぽう」

・コトリンゴ「誰か私を」
・仮面ライダー~レッツゴー!!ライダーキック~


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